2026年06月02日 最新ニュース
Unreal Engine 5.8が示す、ゲームエンジン発の革新的オーディオ制作の未来
Epic Gamesの人員削減という逆風を乗り越え、Unreal Engine 5.8が膨大なオーディオ機能を搭載したメジャーアップデートとしてプレビュー公開されました。
中核を担うのは、ノードベースの音声生成ツール「MetaSounds」の大幅な進化です。
トラックメイカー目線で注目すべきは、このテクノロジーがゲーム内に留まらず、プロシージャルなサウンドスケープ生成や、インタラクティブな音楽制作という新境地を切り開く点です。
複雑なモジュレーションやDSPをパッチングする感覚は、ユーロラックの実験精神そのもの。
Unreal Engine上で構築した音響システムを、プラグイン感覚でDAWに持ち込む未来も、そう遠くはないかもしれません。

FRCTL Audio DLAY:64のタップを自由自在に操る、ディレイの実験遊園地
FRCTL Audioから登場した「DLAY」は、ディレイの概念を覆す、64もの独立したタップを完全にカスタマイズできる新世代のプラグインです。
単なるエコーではなく、各タップのピッチやパン、音量を緻密にプログラミングすることで、複雑なリズムパターンや独創的なサウンドスケープを一瞬で構築できます。
テクノやハウスのパーカッシブなリードサウンドにこのプラグインを通せば、予測不能なリズミックテクスチャが生まれ、トラックに唯一無二のグルーヴが宿るでしょう。
マクロな操作も可能で、実験的なサウンドデザインの沼に足を踏み入れたいプロデューサーにとって、これ以上なく魅力的なツールです。

Audio Assaultのベース強化プラグイン「Voice of Reason」が期間限定で無料配布
ミックスの要であるベース帯域を強力にブーストする、Audio Assaultの「Voice of Reason」が無料で入手可能になりました。
このプラグインは、単なるEQでは得られない倍音付加とダイナミックな制御で、痩せたローエンドに重厚感と存在感を与えてくれます。
キックとベースの分離に苦戦しているトラックメイカーは、今すぐこのプラグインをインサートしてみてください。
パンチが欲しいヒップホップや、地を這うようなダブテクノのベースラインを、わずか数ツマミの操作で即戦力のサウンドへと変貌させることが可能です。

Moby Pixel Mighty:iOSとmacOSで動く、無料のマルチサンプラー搭載シンセ
モバイル音楽制作の可能性を広げる、3オシレーター構成の無料AUv3シンセ「Moby Pixel Mighty」がリリースされました。
マルチサンプラーとマルチエフェクトを内蔵し、iOSとmacOS上で自在にサウンドメイクできる点が大きな魅力です。
出先で浮かんだアイデアを本格的に形にしたいトラックメイカーにとって、このアプリは心強い相棒になります。
DAWプラグインとしてLogic ProやGarageBandに立ち上げれば、デスクトップ環境でも即戦力に。
コストをかけずにインスピレーションを鳴らせる、まさに現代的なクリエイターのためのツールと言えるでしょう。

今日はゲームエンジン由来の革新的なオーディオ技術から、即効性のある無料プラグイン、モバイル制作環境の拡充まで、幅広い話題が揃いました。
特にUnreal Engineの快進撃は、ビジュアルとサウンドの垣根が溶けつつある証拠です。
最先端のツールに貪欲に触れ続けることが、トラックメイカーとしての独自性を磨く近道だと、今日のニュースが改めて教えてくれますね。
2026年05月31日 最新ニュース
即戦力の808素材が全DAW対応で無料配布中、Glitchedtones「808 Vault」を今すぐチェック
トラップ、ドリル、そしてヒップホップの定番サウンドを収録したGlitchedtonesの「808 Vault」が、期間限定で無料配布されています。
このパックには、100個もの厳選された808ワンショットが収録されており、WAV形式なので事実上すべてのDAWやサンプラーで即座に使用可能です。
重量感のあるサブベースやパンチの効いたキックは、テクノやハウスの低音パートを一瞬で破壊力満点に仕上げるための強力な武器になります。素材としての質の高さはもちろん、無料でこのクオリティを手に入れられる点が何より素晴らしいです。低音のサウンドメイクにマンネリを感じているなら、このパックが新しい刺激を与えてくれるでしょう。

声色を劇的に変える刺激的ツール、話題のフォルマントフィルター「Talkie」が再び無料に
Gooey Audioのフォルマントフィルタープラグイン「Talkie」が、Audio Plugin Dealsにて再び無料ダウンロード可能になりました。
このプラグインは、音に独特の「しゃべり」やキャラクターを付与する強力なツールで、生声の処理はもちろん、シンセリードやパッドに通すだけでも驚くほどクリエイティブなサウンドを生み出します。
特にミニマルテクノでの呟くようなボイスエフェクトや、ディープハウスのパーカッシブなリズムパートに、アーティスティックな個性を加えたい時に最適です。動作も非常に軽量で、インサートするだけで即座にトラックのキャラクターを劇的に変えられる、トラックメイカー必携の隠し味的プラグインと言えるでしょう。

深みのあるグルーヴを宿す、無料の本格派ビンテージベース音源「FuruBass-JB1965 Lite」登場
本物の1965年製Fender Jazz Bassを丹念にサンプリングしたKontakt用音源、「FuruBass-JB1965 Lite」がリリースされました。
ベーシストでありプロデューサーでもあるTakahiro Furukawa氏による高品質なレコーディングが、生楽器ならではの温かみと倍音の豊かさを見事に捉えています。
サンプル素材としてベースフレーズを切り刻むのはもちろん、エレクトロニックなトラックに生ベースのレイヤーを加えることで、デジタルだけでは出せない有機的なグルーヴと圧倒的な存在感を手に入れることが可能です。Kontaktのフルバージョンが必要なため注意が必要ですが、その価値は十分にあります。

楽曲構成力を高める「間」の演出に、48時間限定無料の「Blaze Tension Builders」を
Flame Soundが、50種類のシネマティックなテンションビルダー集「Blaze Tension Builders」を48時間限定でフリーダウンロード提供しています。
これは単なる効果音集ではなく、トラックのブレイクダウンやドロップ前に緊張感と期待感を最大化するための、洗練された音響設計が施された素材群です。
ハウスやメロディックテクノにおいて、コード進行だけでは表現しきれないドラマ性を演出したい時、このパックのノイズや上昇系シンセフレーズは強力な助けとなります。引き出しを増やしたいプロデューサーは、この貴重な機会を逃さないことをお勧めします。

サウンドデザインの幅を広げる、サウンドデザインの新たな一手へ:Saint Mike DSP「QingX」とRaccoon Audio「ManTube Fuzz」
Saint Mike DSPからはクリーンなギターアンププラグイン「QingX Clean Amp」が、Raccoon AudioからはBPBクーポン利用でファズペダル「ManTube Fuzz」が39ドルで登場しています。
一見、クラブミュージックには少し距離を感じるこれらのツールも、使い方次第で唯一無二のテクスチャを生み出せることを覚えておきましょう。シンセに「QingX」を通して空気感のあるクリーンな歪みを加えたり、ドラムバスに「ManTube Fuzz」をパラレルで通して壁のような分厚いサチュレーションを得たりと、その応用範囲は無限大です。
使い慣れたデジタルの音に、アナログライクな異物を混ぜ込むためのパレットとして、両プラグインをチェックしてみてはいかがでしょうか。

今回のニュースは、音楽制作の即戦力となる高品位なツールが無料または大幅割引で多数リリースされるという、非常に実践的なラインナップとなりました。特に808素材とフォルマントフィルターは、今日からあなたのトラックをワンランク上に引き上げる可能性を秘めています。
可能性に満ちたこれらのツールを駆使して、日々のサウンドクリエイションをより刺激的に。そしてまた次回、ここでお会いしましょう。
2026年05月30日 最新ニュース
Behringer JT-2がEUで販売開始、Jupiter-8ボイスをユーロラックに注入
伝説のRoland Jupiter-8の1ボイスをベースにしたパラフォニック・アナログシンセ、Behringer JT-2がついに欧州で正式リリースされました。
NAMMで最終バージョンが披露されてから音沙汰がありませんでしたが、これで入手可能になったわけです。
単なるモノシンセではなく、パラフォニック動作によって複数のオシレーターを使った分厚いコードスタブも出力可能。モジュラーシステムに、あの芳醇な80’sポリフォニックサウンドを手軽に組み込めるのは非常にエキサイティングです。テクノやハウスのリード/ベースライン生成において、強力な武器になることは間違いありません。

Dreadbox Artemisが大型FWアップデート、SinevibesFXで変調の深みが倍増
Superbooth 2026で発表されたDreadbox Artemisのファームウェア1.2が正式配布開始。
注目は、新たに搭載されたSinevibesのアルゴリズムによる深淵なリバーブとモジュレーションエフェクトです。ただでさえ太いアナログポリシンに、空間的な広がりと複雑なテクスチャを生み出す機能が追加されました。変調マトリクスの強化により、LFOやエンベロープをより自由自在にルーティング可能に。
これにより、パッドの動きが格段にリッチになり、ミックスでの存在感を一瞬で引き上げるアンビエントテクノやディープハウス的なサウンドメイクの幅が大きく広がります。

ijo audio CelestineがAUv3化、グラニュラーの色彩をiPadプロデューサーへ
M4Lデバイスとして人気を博したijo audio Celestineが、iPadOS向けのAUv3プラグインとしてもリリースされました。
多面的なグラニュラーFXプロセッサで、音の粒子を切り刻み、再構築するカラフルな処理がタッチスクリーン操作に対応。AUv3対応により、Cubasis 3やAUMなどiOSのDAW環境に直接組み込めるようになりました。Max for Liveの持つマニアックな音響処理を、よりカジュアルに、しかし妥協なく持ち運べる点は革新的です。外出先でのサウンドデザインや、ライブセットでのリアルタイムテクスチャ生成が一気に加速する予感しかしません。

Audio Damage Traverseが登場、ローファイテープとステレオディレイの融合
Audio Damageから、デスクトップとiOSで動作するデュアルFXプラグイン「Traverse」がリリース。
本機はLo-Fiテープのウォームな質感と、クリーンなステレオディレイを1つのインターフェースで融合させています。単なるレトロ再現ではなく、デジタルディレイの精確さとアナログライクな劣化を絶妙にブレンドできるのがキモです。リズムトラックに投げ込んで即座に90年代ローファイハウスのグルーヴを生成したり、シンセパッドに深みを出すミックスツールとして、ビートメイクの即戦力になること請け合い。クロスプラットフォーム対応も嬉しいポイントです。

Flora Creative Dahlia、Perlinノイズ駆動の有機的なテープディレイ
Flora Creativeの新作「Dahlia」は、iOSとmacOS向けのテープディレイプラグインです。
最大の特徴は、ワウフラッター変調にPerlinノイズを採用している点。従来の周期的な変調ではなく、より自然で予測不能なアナログテープのヨレを再現します。これにより、リズムギターやドラムに通せば、機械的なループが息を吹き返したような有機的な揺らぎを獲得。AUv3フォーマットの成熟により、この手の高品位なクリエイティブエフェクトがモバイルとデスクトップをシームレスに行き来できる環境が整ってきたことを改めて感じさせます。

今回のニュース群は、ハードウェアのビンテージ回帰と、ソフトウェアにおける質感表現の追求が明確に表れた並びでした。Behringer JT-2のような“枯れた技術”の再解釈が進む一方で、DreadboxやCelestineのようなツールでは最先端のデジタル処理でアナログの深みを拡張しています。今日のトラックメイクにおいて重要なのは、こうした新旧のテクノロジーを組み合わせて唯一無二のテクスチャを生み出すセンスです。今後もプラグインとハードの垣根は下がり続け、サウンドメイクの可能性は指数関数的に拡大していくでしょう。自分のDAWにどんな“色”を加えるか、常にアンテナを張っていきたいですね。
2026年05月29日 最新ニュース
u-heの名機が半額! FL Studioユーザー必見のコラボセールがスタート
FL Studioが、あのu-heと手を組み、DIVA、Hive 2、Reproといった超人気シンセプラグインを50%オフで提供する期間限定セールを開始しました。
u-he製品のセールは非常に稀で、この機会を待っていたプロデューサーも多いはずです。
特に、驚異的なアナログモデリングで知られるDIVAは、テクノやハウスの分厚いパッドやベースラインに唯一無二の温かみと質感を与えてくれます。
Hive 2のモダンで切り裂くようなリードは、どんなミックスでも埋もれない存在感を放ちます。
このセールは、あなたのサウンドパレットを一気にプロフェッショナルな領域へと引き上げる、最大のチャンスと言えるでしょう。

Akai MPC Live IIIがレトロ筐体で登場、3Dセンシング技術がもたらす新次元のグルーヴ
Akaiがスタンドアローングルーヴワークステーションの新世代機、MPC Live IIIを発表しました。
今作の最大の衝撃は、筐体に搭載された全く新しい3Dセンシング技術です。
直感的なハンドジェスチャーでパラメーターをコントロールできる可能性は、パフォーマンスとサウンドデザインの常識を覆すでしょう。
パワフルなサンプリング機能とシーケンス機能はそのままに、美しいレトロルックの筐体がスタジオの中心に新たなインスピレーションをもたらします。
手に汗握るビートメイクの新しいスタンダードが、ここに誕生しました。

物理演算で操作するJuno-106! Fingerlab JYNTHがiOS/macOSに登場
伝説のRoland Juno-106が、物理学エンジンによって全く新しい息吹を宿しました。
FingerlabのJYNTHは、単なる回路エミュレーションを超え、デバイスの傾きや動きでパラメーターを操る未知の体験を提供します。
あの芳醇なコーラスや心を揺さぶるパッドサウンドを、物理的なアクションで変化させられる喜びは、クリエイティビティを極限まで刺激するでしょう。
モバイル環境でのサウンドメイクに、触感的な新しい次元を追加したいすべてのプロデューサーに勧めたい一本です。

Dreadbox Artemisが大型FWアップデート、Sinevibesの魔術的なFXを搭載
ギリシャの至宝Dreadboxが、アナログポリシンセArtemisのファームウェア1.2をリリースしました。
今回のアップデートの目玉は、高品質なエフェクトで定評のあるSinevibesのリバーブやディレイを新たに搭載したことです。
ただでさえ太く、叙情的なアナログサウンドが、これらの空間系エフェクトによって、ミックスの中でかつてないほど立体的に輝き始めます。
深化したモジュレーション機能も相まって、Artemisは完成されたアナログポリシンセの傑作として、さらなる高みへと到達しました。

Scaler Musicから新星Carbon Electra 2が登場、新合成方式で“音楽的”を追求
Scaler Musicが送り出すCarbon Electra 2は、ウェーブテーブルとウェーブテラインという二つの強力な合成方式を融合させたシンセプラグインです。
このシンセの核心は、複雑なアルゴリズムに頼るのではなく、第一に“音楽的”であることに重点を置いている点です。
プリセットをブラウジングするだけで、その意図は明確に理解できるでしょう。
テクノの鋭いスタブから、ハウスの夢見るようなコード進行まで、即戦力となるサウンドがあなたの次のトラックの核となるアイデアを待っています。

Lo-Fiと空間の融合、Audio Damage Traverseがテープとディレイの錬金術を見せる
Audio Damageが放つ新プラグインTraverseは、Lo-Fiテープのカセットデッキとステレオディレイを一つに融合させた夢のエフェクトです。
このツインFX構成は、単なる音色の変化ではなく、サウンドにジャンクで郷愁を帯びた質感と、広大な奥行きを与えます。
ドラムバスに通してハウスのグルーヴに埃っぽいスウィングを加えたり、シンセリードを広げてテクノにサイケデリックな空間を生み出したり。
実用的でありながら、一瞬でトラックに個性を刻み込む、即戦力のテクスチャマシンです。

今日のニュースは、ソフトウェアの進化が新たなハードウェアの概念に追いつき、そして追い越していく瞬間を捉えていました。
u-heのセールは今日からすぐにサウンドをアップグレードする現実的な手段であり、MPC Live IIIやJYNTHは、来るべき制作スタイルの変化を予見させます。
新しいツールは、新しい音楽を作るための最も純粋な動機です。
さあ、セールで手に入れたシンセのプリセットをブラウジングする手を止めて、物理的な直感に身を任せ、まだ聞いたことのないグルーヴを探しに行きましょう。
2026年05月28日 最新ニュース
ArturiaがMoog Memorymoogを完全再現、Memory Vが登場
Arturiaから、伝説のアナログポリシンセMoog Memorymoogをソフトウェア化したMemory Vが正式発表されました。
これは単なるエミュレーションではなく、現代のDAW環境で蘇る完全な再解釈モデルです。
Memorymoog特有の分厚く、わずかに不安定なユニゾン感や、3基のVCOが生み出す荘厳なパッドサウンドは、テクノやハウスのコードワークに抗いがたい存在感を与えるでしょう。
シンセに詳しくない方にもわかりやすく言うと、あの重厚なベースラインやコードスタブを、ハードウェアの不安なくDAW上で扱えるという点が革命的です。オートメーションも思いのままですね。

タッチで奏でる新次元のコードシンセ、Doboz DVNA
ハンガリー発Dobozの新作DVNAは、4基のオシレーターを搭載し、12鍵のタッチ式静電容量キーボードで演奏するコード&テクスチャシンセです。
従来の白鍵・黒鍵の概念を飛び越え、指先のタッチだけで複雑なハーモニーやアンビエントテクスチャを呼び覚ますその設計思想は、まさに未来的です。
このマシンはスタジオでのサウンドデザインはもちろん、ライブパフォーマンスで即興的に倍音を重ねる際にも独自のワークフローを提供します。アナログライクな質感で空間を満たすテクノや、没入感のあるディープハウスのトラックメイクに新たな刺激を与えてくれることは間違いないでしょう。

UA Studer A800が80%オフ、テープの魔法が手の届く価格に
Universal Audioの名機テープエミュレーションStuder A800が、破格の80%オフ、わずか39ドルでディスカウントされています。
これはミックスに真のアナログテイストを求めるトラックメイカーにとって、決して見逃せない機会です。
特にドラムバスやマスターに通すだけで得られる、あの独特なサチュレーションと高域の伸びやかさは、デジタル制作で陥りがちな硬質感を一瞬で解消します。テクノのキックを太く温かくまとめたい時や、ハウスのミックス全体にグルーヴをもたらす糊付けコンプとして、このプラグインはスタジオの即戦力になるでしょう。

SP-303の魂を宿すフリーのDetroitコンプ、Lil’ Doc
Sketch Audioが、Roland SP-303のビニールシミュレーターにインスパイアされた無料コンプレッサーLil’ Docをリリースしました。
このプラグインは、J DillaやMadlibといった伝説が愛用した、あのローファイで独特な揺らぎを現代のDAWに注入してくれます。
このコンプをかけると、タイトなはずのデジタルトラックが、まるでサンプラーのサウンドのように心地よく崩れて前に出てくるのです。デトロイトテクノはもちろん、ローファイハウスやヒップホップトラックに本物の質感を無料で追加できる点で、今日一番の使い手があるインスピレーションツールかもしれません。

今日も、ソフトウェアの飛躍と探求心をくすぐるハードウェアの両面から、クリエイターの制作意欲を加速させるニュースが飛び込んできました。特にArturiaによるMemorymoogの復活と、UAの破格セールは、この機会にサウンドパレットを拡張する絶好のタイミングだと感じます。常に新しいツールは、明日のアンセムを生み出すための起爆剤です。さあ、スタジオに戻りましょう。
2026年05月27日 最新ニュース
名機MemorymoogがModern DAWに降臨、Arturia Memory Vの実力を徹底解剖
1982年に誕生し、その分厚いポリフォニックサウンドで伝説となったMoog Memorymoogが、Arturiaの手によって Memory V として現代のDAWに蘇りました。
単なる回路エミュレーションに留まらず、モジュレーションマトリクスや追加のウェーブテーブルオシレーター、そして直感的なマクロコントロールを装備し、オリジナルを凌ぐ即戦力へと進化しています。
特にハウスやテクノのコードスタブに、このシンセが放つ倍音豊かなユニゾン・リードを重ねれば、ミックスに抗いがたい熱量とヴィンテージの風格が生まれるはずです。

Juno-6の聖なるコーラスが無料で帰還、Morphoice EightySixベータ版
ドイツのデベロッパーMorphoiceから、あのRoland Juno-6をモデルにした EightySix の無料ベータ版がリリースされました。
最大の魅力は、トレモロのように揺らぐ独特のコーラスをDAW上で再現できる点です。
製品版リリース時には有料化される可能性もあるため、ローカットが効いたベースや煌めくパッドを手に入れたいトラックメイカーは、この機会を逃さず試すべきでしょう。

Thorn Audio Splines、ユーロラックに革命を起こす万能カーブ・マシン
Thorn Audioの新モジュール Splines は、オシレーター、ステップシーケンサー、モジュレーションソース、さらにはチューナーをも内包した異色のマルチツールです。
アニメーション化された視覚的インターフェースにより、複雑なカーブを直感的に描き、精密に制御可能。
これ一台で西海岸的な複雑な信号のうねりを生み出せるため、モジュラーケースの司令塔として、サウンドメイクの幅を飛躍的に拡張してくれます。

Korgユーザー歓喜、雨音の粒が煌めくSinevibes Droplet v2が対応機種を拡大
繊細な雨滴を思わせるピッチシフト・ディレイで人気の Droplet v2 が、minilogue xdやNTS-1に加えてmicroKORG 2でも利用可能になりました。
Synthanatomyが報じるこのアップデートにより、より多くのKorg SDKシンセサイザーで、あの美しい拡散サウンドをハードウェア直下で鳴らせるように。
プラグインに頼らないハードウェア完結のサウンドデザインを好むプロデューサーには、創造性を刺激する心強い拡張となるでしょう。

FMと西海岸が融合、RTMS VAPolyFMWestがiOS/macOSに新境地を持ち込む
RTMSは、FM合成と西海岸合成スタイルを融合させたポリフォニックAUv3シンセ VAPolyFMWest をリリースしました。
低域を震わせるファットなFMベースと、波形を飛び越える複雑なモジュレーションサウンドを、ポケットサイズのデバイスで両立可能にしています。
モバイル環境で複雑なサウンドスケープを練り上げたいトラックメイカーにとって、これは非常にクールな選択肢となるでしょう。

今回のニュースは、ハードウェアとソフトウェアの境界を一層曖昧にする流れを強く感じさせるものでした。ヴィンテージの再解釈だけでなく、無料のベータ版から実験的なモジュールまで、クリエイターが選べるツールの多様性はかつてないほど高まっています。これらの機材群を駆使して、まだ誰も聴いたことのないグルーヴを生み出すことが、今まさに求められているのだと思います。
2026年05月26日 最新ニュース
Rolandの伝説的シンセが最大80%オフ、春のプラグインセールがスタート
名機のサウンドを手軽に呼び出せるRoland Cloudの世界が、2026年のスプリングセールに突入している。
今回の目玉は、JD-800やJupiter-8、Juno-106といった時代を築いたモデルが最大80%オフで手に入る点だ。
特にJD-800は、デジタルでありながら温かみのある複合的なテクスチャを生成できるため、現在のテクノやローファイハウスのトラックにも絶妙にマッチする。
サブスクリプションに抵抗があるプロデューサーも、この機会に買い切り型のLifetime Keyを手に入れる絶好のチャンスだろう。
ミックスに煌めきと深みを加えるアナログモデリングの質感は、プラグインの枠を超えた存在感を放つ。

映画さながらの世界観を構築、無料で手に入る壮大なシネマティック音源
サウンドデザインの幅を一気に広げたいトラックメイカーにとって、見逃せないプレゼントが登場した。
Audio Plugin Dealsが提供を開始した「Legendary」は、通常39ドルのシネマティック特化型ライブラリが期間限定で無料ダウンロードできる。
KontaktとWAVの両方に対応し、96kHz/24bitという高解像度で収録された459ものサウンドは、パッド、テクスチャ、ドローンなど即戦力となる素材の宝庫だ。
ドラムンベースの劇的な展開や、アンビエントテクノの深層を描く際に、これらの質感はインスピレーションを直接トリガーしてくれるだろう。

Orra Audioから直列式の新星、マルチモジュール・コンプレッサーがデビュー
ミックスの「コシ」と「粘り」を決定づけるコンプレッションの世界に、ユニークな選択肢が加わった。
Orra Audioの「Orra Press」($49)は、複数のモジュールを直列接続できる設計が最大の魅力だ。
単なるダイナミクス制御に留まらず、各モジュールの組み合わせによって倍音豊かなサチュレーションやパンチの創出までこなせるため、キックやベースラインの音抜けを劇的に変えるポテンシャルを秘めている。
パラレル処理では得られない、直列ならではの濃密なグルーヴを追求したいプロデューサーにぜひ試してほしい一台だ。
現在、BPBではライセンスが当たるプレゼントキャンペーンも実施中である。

パンチの効いたモダンサウンドを無料で、新鋭リミッターKrystalPeak
ラウドネスを稼ぎつつ、曲のエネルギーをスポイルしないリミッター探しはプロデューサーの永遠の課題だ。
そんな中、Krystal Dynamicsがリリースした無料プラグイン「KrystalPeak」が、そのファーストインプレッションの良さで注目を集めている。
派手な機能こそないものの、トランジェントを潰しすぎず前に押し出す特性は、トラップやベースミュージックなどの現代的なクラブサウンドとの親和性が極めて高い。
開発者の過去作も評価が高く、信頼性は折り紙付き。
マスタリングの最終段階はもちろん、ドラムバスにインサートして個性的な音圧を追求するのも面白いだろう。

今日はセールから無料配布、そして新しいダイナミクス系プラグインまで、トラックの音色とミックスを進化させる情報が並んだ。
特にRolandのセールは、触れたことのない世代の名機と対話する絶好のタイミングだ。
これらのツールをDAWに投下した先に、どんなグルーヴが生まれるのかを想像するだけで、制作の熱が冷めやらなくなる。

