- 2026年06月07日 最新ニュース
- 2026年06月06日 最新ニュース
- HÖR Berlin:音楽投資会社99Solutionsがアイコニックなオンラインラジオを買収
- Boris Brejcha:サッカーW杯公式アンセム「Alicante」をドロップ
- Paul van Dyk:TikTokテクノは「クソだし、誰の心も動かさない」とバッサリ
- Parookaville:DJ Ötziのラインナップ入りでファンから批判殺到
- Tresor Academy:初のグローバル版が始動、応募受付を開始
- MCR-T:Bluetoothスピーカーカルチャーを語る「人々が集まり、誰も排除されないことを思い出させたい」
2026年06月07日 最新ニュース
Scooter、新たなライブ時代の幕開け「RAVE FROM OUTER SPACE」を発表
ドイアのレイヴ・レジェンド、Scooterが特大のニュースをぶち上げました。
H.P.バクスター率いる彼らが、2027年夏に開催される2つの巨大スタジアム公演「RAVE FROM OUTER SPACE」をアナウンスしたのです。
この公演はバンド史上最大規模のプロダクションとなり、彼らの新たなライブ時代の始まりを告げるものと位置付けられています。
発表されたのは、2027年6月19日のケルン公演が予定されています。
「スタジアムを揺らす」と公言する今回のショーは、彼らの代表曲群が壮大なスケールでどのように進化するのか、大きな期待が寄せられます。
日本のレイバーやハードスタイル・ファンにとっても、Scooterは90年代から絶大な人気を誇る特別な存在です。
今回のスタジアム公演発表は、ヨーロッパのレイヴ・カルチャーが巨大資本のエンターテイメントと完全に融合した象徴とも言えます。
日本での大型フェスでのトリを飾るような特別な体験が、彼らの地元で実現するのを見るのは感慨深いものがあります。
しかし、この規模の公演が今後アジア・ツアーとして日本に上陸する可能性は決して低くないはずです。
20年以上彼らを愛する日本のファンにとって、2027年夏の「聖地」への遠征計画を夢見るには十分すぎる発表となりました。

オーストリアのフェス、数年にわたるゴミ保証金の返還を命じられる
オーストリアの大型フェス「Nova Rock」と「Frequency」の主催者が、過去に参加者から徴収した「ゴミ保証金(Müllpfand)」を返還しなければならないという判決が下りました。
最高裁判所がNova Rockに対して違法との判断を示したのに続き、Frequencyについても同様の判決が確定したのです。
この返還措置の対象となるのは、2017年から2025年までのフェス参加者です。
Nova Rockでは20ユーロが徴収されていたとのことで、主催者側は数百万ユーロ規模の返還に直面することになります。
ライブエンタメ業界における追加費用の合法性を問う、重要な前例となるでしょう。

RSO.Berlinが5周年を祝う初の国際ツアーと4日間のノンストップフィナーレ
ベルリンのクラブRSOが、5周年を記念した初の国際ツアーを発表しました。
2026年内に、6つのパートナークラブやフェスを巡るこのツアーは、6月21日のドイツのHIVE Festivalで幕を開けます。
その後、パリのFvtvr、ブリュッセルのFuseなどヨーロッパの主要都市を巡回する予定です。
ツアーの締めくくりとして、ベルリンでは4日間ノンストップの大規模な記念パーティーが計画されています。

マルセル・デットマン、EPMの25周年を記念するミックスを提供
テクノ史にその名を刻むミックスシリーズ「EPM」が25周年を迎え、ベルリンの重鎮Marcel Dettmannが記念ミックスを提供しました。
ベルグハインやHard Waxと深く結びついたデットマンは、現代テクノの形成に最も影響を与えた人物の一人です。
今回のミックスは、長い歴史を持つシリーズのマイルストーンにふさわしい、重厚な選曲とストーリーテリングが期待されます。
ベテランによる真髄のプレイが、デジタルでいつでも聴けるというのは、テクノファンにとって貴重なアーカイブとなるでしょう。

今日はScooterの特大スタジアム公演発表を筆頭に、長年の音楽ファンを唸らせる話題が多かったですね。
フェスの返金問題など、業界の舞台裏も垣間見え、単なるリリース情報だけではない一日となりました。
2026年06月06日 最新ニュース
本日のトップニュース
HÖR Berlin:音楽投資会社99Solutionsがアイコニックなオンラインラジオを買収
パンデミック時代にDJカルチャーの象徴となった白いタイルのバスルームスタジオ、HÖRが新たな局面を迎えました。
本日、ベルリンを拠点とする音楽投資会社99Solutionsが、運営元のHÖR DOT LIVE GmbHを完全買収したと発表しました。
HÖRはこれまで、世界中のアンダーグラウンドな才能を無料のライブストリーミングで届けることで、ジャンルの垣根を越えた巨大なコミュニティを築き上げてきました。
しかし近年は、ガザ紛争を巡るスタンスの表明を迫られるなど難しい舵取りを強いられていました。
新体制の下でもブランドは独立を保つとされていますが、99Solutionsは今後、技術インフラへの大規模な投資とプラットフォームの拡張に乗り出す計画です。
日本のダンスミュージックファンにとって、これは現地アーティストのグローバルな露出機会が増える可能性を示唆しており、非常にポジティブなニュースと言えるでしょう。
一方で、商業資本の流入が、HÖRの最大の魅力であったDIY精神や無骨なリアリティを変質させてしまうのではないか、という懸念も拭えません。

その他の最新ニュース
Boris Brejcha:サッカーW杯公式アンセム「Alicante」をドロップ
<ハイテックミニマル>の第一人者、Boris BrejchaがサッカーW杯への熱狂を音に込めた新曲を本日リリースしました。
ケニア人シンガーChemutai Sageを迎えたこのトラックは、彼の代名詞であるタイトなビートはそのままに、どこかノスタルジックで開放感のあるサマーアンセムに仕上がっています。
タイトルが示すスペインの港町アリカンテを舞台にしたストーリーは、すでにプレリリース前からファンの間で大きな話題を呼んでいました。
フェスティバルや大型クラブでのプレイはもちろん、4年に一度の祭典を盛り上げる強力な一手となることは間違いありません。

Paul van Dyk:TikTokテクノは「クソだし、誰の心も動かさない」とバッサリ
トランスレジェンド、Paul van Dykが現代のダンスミュージックにおけるショート動画文化に強烈なジャブを放ちました。
彼は最新のインタビューで、バイラルヒットを狙った即席の「TikTokテクノ」を痛烈に批判し、「あんなものはクソだし、誰の心も動かさない」と断言。
一発屋を量産するだけの安易な流行に追随せず、時間をかけてリスナーと深く繋がる音楽の重要性を訴えかけています。
この発言は、商業的成功とアーティストとしての誠実さの間で揺れる多くのプロデューサーたちの心に深く突き刺さるでしょう。

Parookaville:DJ Ötziのラインナップ入りでファンから批判殺到
ドイツ最大級のEDMフェスParookavilleが、まさかのブッキングで大炎上しています。
発表されたのは、なんとパーティーシュラーガーの帝王DJ Ötzi。
「Anton aus Tirol」などで知られる彼の起用に対し、普段は重低音とシンセサイザーに酔いしれるファンからは「これは悪い冗談だろ」と非難が続出し、SNSは議論で真っ二つです。
ある種の<お祭り感>を重視するリスナーからは歓迎の声も上がっていますが、フェスの音楽的なアイデンティティを揺るがす大胆な戦略に注目が集まります。

Tresor Academy:初のグローバル版が始動、応募受付を開始
テクノの聖地Tresorによる次世代育成プロジェクトが、国境を取り払います。
ベルリンのTresor Foundationが運営する「Academy of Subcultural Understanding」が、初のグローバル版への応募受付を開始しました。
これまでドイツ国内や欧州圏内に限定されていたメンターシッププログラムが、ついに世界中の若手クラブオーガナイザーやクリエイターに門戸を開いた形です。
受講生は、テクノ史に残る錚々たる講師陣から、サウンドだけでなく<クラブ運営の哲学>を学ぶことができるまたとない機会です。

MCR-T:Bluetoothスピーカーカルチャーを語る「人々が集まり、誰も排除されないことを思い出させたい」
ベルリンの鬼才MCR-Tが、現代の若者文化における公共空間での音楽共有について持論を展開しました。
彼はインタビューで、公園などで音楽を流す行為を単なる迷惑行為と断じず、「誰も締め出されずに、人々が集まることの大切さを再認識させるムーブメントだ」と定義。
高額なクラブに入れないキッズたちが、ポケットの中の小さなスピーカーで即席のコミュニティを生み出す光景に、原始的なレイヴの精神を見出しています。
テクノロジーが変えたストリートカルチャーの新たな風景を、痛烈かつロマンティックに切り取った発言です。

本日は、草の根のストリーミングラジオが巨大資本の傘下に入る歴史的瞬間から、EDMフェスが伝統的なパーティーミュージックを取り込む意外な一手まで、シーンの「外側の枠組み」が大きく動いた一日でした。
同時に、Paul van DykとMCR-Tという異なる世代のアーティストが、商業主義とDIY精神の間に横たわる溝について、それぞれの視点で警鐘と賛辞を鳴らしています。
配信と資本の論理が加速する中で、私たちは音楽とコミュニティのどちらを愛しているのかを、改めて問われているのかもしれませんね。
2026年06月05日 最新ニュース
Superbooth 26:ヨーロッパ最重要スタジオ見本市が示した最新機材トレンド
5月初旬にドイツで開催されたSuperbooth 26の詳細なレポートが到着しました。
本イベントは電子楽器とエフェクターに特化した欧州最大級の展示会であり、今年も大手メーカーから個人ビルダーまで、世界中のブランドが集結しています。
日本の音楽制作者にとって、これは最新の機材トレンドを俯瞰できる貴重な情報源です。
特に注目すべきは、小型マニュファクチャーが提案するユニークなモジュラーシンセやユーロラック関連の新製品です。
日本では試奏できる環境が限られる海外の最先端ガジェットを、詳細なレポートで確認できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
一方で、円安の影響や代理店の都合で国内入手が遅れるリスクも常につきまといます。
気になる製品を見つけたら、国内販売スケジュールを早めにチェックしておくことを強く推奨します。

“Aftershock”:ダブステップの歴史を紐解く必読書が登場
ダブステップのパイオニアたちの証言を集めた書籍『Aftershock』の刊行が発表されました。
著者のLauren Martinは、Mala、Loefah、Coki、Kode9といったジャンルの創始者を含む28名へのインタビューを実施しています。
この本は、アンダーグラウンドシーンがいかにして世界的なムーブメントへと成長したのか、その生々しい歴史を記録したドキュメントとなるでしょう。

DJ FISHER、『トイ・ストーリー5』で声優に挑戦
オーストラリア出身のDJ/プロデューサー、FISHERがディズニー&ピクサー映画『トイ・ストーリー5』に声優として参加することが明らかになりました。
彼が声を当てるのは、忘れ去られたおもちゃの集団に属する「ガーデン・ノーム(庭の小人)」のキャラクターです。
クラブミュージックシーンの最前線で活躍するアーティストの、予想外のファミリー向けコンテンツへの進出は、多くのファンを驚かせるニュースとなりました。

本日は、Superboothのレポートを筆頭に、ダブステップの歴史書やFISHERの声優挑戦といった、音楽ファンの知的好奇心をくすぐる話題が並びました。テクノロジーの進化と、それを取り巻くカルチャーの広がりを改めて感じさせられます。明日はどんなサプライズが飛び出すのか、引き続きアンテナを張っていきましょう。
2026年06月04日 最新ニュース
DJ Hell、AIアーティストとの異色コラボで新曲「U Can Dance With Me」を発表
テクノシーンのレジェンド、DJ Hellがまた一歩、未知の領域へと踏み出しました。
新曲「U Can Dance With Me」で、彼は人間ではなく、AIアーティスト「Namae Koi」とのコラボレーションを実現させたのです。
このプロジェクトは、長年ダンスミュージックを牽引してきた彼の経験と、人工知能が生み出す予測不能なクリエイションが融合した、まさに実験的な試みです。
日本のエレクトロニックミュージックファンにとって、DJ Hellは常に革新的な存在でしたが、今回の試みはAI技術が音楽制作の現場にどこまで深く入り込めるかを探る重要な1ページとなるでしょう。
人間のグルーヴとAIの計算が生み出す、新たなダンスミュージックの可能性に、賛否両論を含め大きな注目が集まることは間違いありません。

Jane Fitzが語るパーティーの本質:個人的な体験の共有と終わりなき探求
ベテランDJ、Jane Fitzへのインタビューが公開されました。
彼女はDJプレイを「始まりも終わりもない、生涯をかけた探求」と表現し、優れたパーティーとは個人的な体験でありながら、それをフロアで共有できる瞬間だと語っています。
DJの精神性や哲学に深く切り込んだ、読み応えのある内容です。

Sven Väth、盟友Bijan Blumへの追悼メッセージを公開
テクノ界の重鎮Sven Väthが、フランクフルトの伝説的クラブ「Dorian Gray」で共にプレイしたDJ、Bijan Blumの訃報に際し、SNS上で感情的な別れの言葉を綴りました。
VäthはBlumを自身の若き日の大きなインスピレーション源であったと明かし、彼のセットを聴くためにクラブに通った日々を振り返っています。
シーンの歴史を知る者にとっては計り知れない喪失感が伝わってきます。

NIBIRIIフェスティバル2026、過去最大規模の140組超が出演へ
ドイツのデューレン湖畔で開催されるNIBIRIIフェスティバルが、第6回を迎える今年、過去最大のラインナップを発表しました。
8月28日から30日の3日間、5つのステージに140組以上のアーティストが集結し、6万人以上を動員する一大イベントへと成長しています。
サウンド、デコレーション、そしてレイヴ精神が融合したその独自の世界観が、今年も多くのファンを魅了することになりそうです。

2026年06月03日 最新ニュース
Sónarが東京に拡大:「NU Live × Sónar Sound」が2026年6月に開催
世界中の音楽ファンが注目するバルセロナ発の巨大フェス「Sónar」が、いよいよ東京に本格上陸します!
2026年6月26日から28日にかけて、品川の高輪ゲートウェイシティで新フェス「NU Live × Sónar Sound」が開催されます。
これは単なるブランドの海外輸出ではなく、新たなフェス「NU Festival」との本格的なコラボレーションです。
Sónarといえば、先端テクノロジーと先鋭的な音楽が出会う場所として、世界中のクリエイターの聖地となっています。
今回の東京公演では、未来都市のようなロケーションで、インターナショナルなアクトと日本のトップアクトが融合した、まさに“今、ここでしか聴けない”音が溢れる3日間になるでしょう。
ヨーロッパまで遠征していた国内の音楽ファンにとっては、アクセス面でのハードルが一気に下がるビッグチャンスです。

Bonez MCが初のテクノリミックスを発表:ドイツのラップスターが見せた新境地
ドイツのストリートラップシーンを牽引するBonez MCが、大胆な路線変更を見せました。
代表曲「Sprite」のテクノリミックスを制作し、早くも各地のクラブフロアでテストプレイされているのです。
これまでトラップやダークなヒップホップサウンドで知られてきた彼が、4つ打ちのビートに挑戦したことは、シーンを超えた大きな衝撃を与えています。
ラップとテクノの融合は世界的なトレンドであり、彼のこの挑戦がジャンルの壁をさらに取り払う起爆剤となるかもしれません。
このリミックスが正式リリースされるのか、あるいはさらなるエレクトロニックなプロジェクトへと発展するのか、続報から目が離せません。

最新DJ機材が集結:Thomann DJ Days 2026が6月に開催
DJやトラックメイカーにとっては、最新機材に直に触れられる絶好の機会がやってきます。
音楽機材の巨大通販サイトThomannが主催する「Thomann DJ Days」が、2026年6月19日と20日にドイツの本社キャンパスで開催されます。
このイベントは単なる展示会ではなく、多数の有名メーカーが集まり、最新のコントローラーやミキサー、ソフトウェアを実際に試せる実践型のフェスです。
プロ向けのワークショップやネットワーキングの場も用意されており、最新の機材トレンドをいち早く体験し、制作のヒントを得たい方には見逃せない2日間となります。

Psytranceパイオニア、DJ Chicagoが80歳で逝去
サイケデリックトランスシーンの偉大な先駆者の一人、DJ Chicagoが80歳でこの世を去りました。
彼はシーンの創設メンバーの一人として、長年にわたりジャンルの発展と普及に大きく貢献してきた重要人物です。
彼の作り上げたサイケデリックなグルーヴとスピリチュアルなサウンドスケープは、世界中の無数のアーティストに影響を与え、今もフェスティバルで受け継がれています。
クラブカルチャーの深淵を探求し続けた彼の功績を称え、心よりご冥福をお祈りします。

日本のKissatenに着想:ハンブルクにオーディオファイナー向けバー「Slomo」がオープン
ハンブルクの港湾地区に、音楽好きのための新しい聖地が誕生しました。
オープンしたばかりのバー「Slomo」は、日本のジャズ喫茶「Kissaten」文化から直接インスピレーションを得た、極上のリスニング体験を提供する空間です。
日中は集中して音楽とコーヒーを楽しめるカフェとして、夜は厳選されたプログラムが流れるカクテルバーとして、二つの顔を持ちます。
高品質なオーディオシステムと、音楽に没入するための静謐な空気が大切にされており、爆音のクラブとは異なる、新たな音の楽しみ方を提案しています。

今週のシーンは、Sónarの日本上陸という特大ニュースがすべてをかっさらった形となりました。
しかし、その裏ではジャンルの垣根を越えた実験や、新しい音の聴き方を提案する動きも着実に進行しています。
フェスでの爆音体験、ヘッドホンに籠る没入体験、そして巨匠の功績に思いを馳せる時間、そのすべてが私たちの音楽体験をより豊かにしてくれます。
来週はどんなニュースが飛び込んでくるのか、引き続きアンテナを張っていきましょう。
2026年06月02日 最新ニュース
Juno Downloadが突然のサービス終了を発表、ダウンロード販売の巨人がまた一つ消滅
長年にわたり世界中のDJやダンスミュージックファンから愛されてきた英国の楽曲ダウンロードストア、Juno Downloadが突然のサービス終了を発表しました。
これは、単なる一店舗の閉店以上の衝撃を持ってシーンに受け止められています。
同ストアはサイト上で「Juno Download signing off」というメッセージを掲載し、深い悲しみと共にその歴史に幕を下ろしました。
これは、ストリーミング全盛の時代における、所有型音楽消費のさらなる後退を象徴する出来事と言えるでしょう。
特にコアなクラブミュージックファンにとって、Juno DownloadはBeatportやTraxsourceと並ぶ「音源の宝庫」であり、他では見つからないマニアックな編集や、インディーレーベルの埋もれた名曲に出会える最後の砦の一つでした。
ユーザーは今後、他のプラットフォームへの移行を余儀なくされますが、このニュースはデジタル音楽の「保存」と「アクセス権」の儚さを改めて突きつけるものです。

White Hotelが2027年の閉店を発表、マンチェスターの地下聖地がまた一つ姿を消す
英国マンチェスターのアンダーグラウンドシーンを長年支えてきた伝説的クラブ、The White Hotelが2027年の閉店をアナウンスしました。
このスペースは、既成概念にとらわれない自由奔放なパーティーと、先鋭的な音楽プログラムで知られる世界的にも稀有な存在です。
The White Hotelは、単なる箱ではなく、アーティストとオーディエンスが共に実験し、予測不能な夜を創造する「場」として機能してきました。
今回の決定は、都市の再開発や不動産圧力といった、世界の主要都市のナイトカルチャーが直面する共通の課題を色濃く反映しており、残された時間でこの唯一無二の空間を体験しようと、世界中のクラバーがマンチェスター行きを計画し始めています。

Boards of Canada未発表曲が米政府のプロパガンダ動画に無断使用され大騒動に
人気エレクトロニックユニット、Boards of Canadaの未発表音源「Inferno」が、米国政府のプロパガンダ映像に無断で使用されていることが発覚し、ファンコミュニティに激震が走っています。
この楽曲がどのような経路で政府関係者の手に渡ったのかは依然として謎に包まれており、所属レーベルのWarp Recordsも公式に抗議の意を表明する異例の事態に発展しました。
アーティストの意図を完全に無視し、政治的な目的で楽曲が悪用されるという本件は、音楽の権利と倫理を巡る深刻な問題を提起しています。
ノスタルジックで神秘的な作風で知られるBoards of Canadaの音楽が、全く相反する暴力的なイメージと結びつけられたことへの嫌悪感は、世界中のリスナーの間で急速に広がっており、今後の展開から目が離せません。

今週は、プラットフォームの終焉や名門クラブの閉店、そしてアーティストの尊厳が踏みにじられる前代未聞の事件と、音楽シーンの「喪失」にまつわるニュースが心に重く響く一日となりました。しかし、これらの出来事は、私たちがなぜ音楽とそのカルチャーをこれほどまでに深く愛しているのかを、改めて浮き彫りにしているとも言えます。変化の波は避けられませんが、それに抗い、次の何かを生み出そうとするクリエイターやコミュニティの熱が、これからもシーンを明るく照らし続けるでしょう。
2026年06月01日 最新ニュース
Psytrance界のレジェンド、DJ Chicagoが80歳で逝去
サイケデリックトランスシーンに大きな足跡を残した伝説的アーティスト、DJ Chicagoが80歳でこの世を去りました。
息子によるSNSでの発表によると、死因は脳卒中、重度の敗血症、そして心臓発作だったとのことです。
彼は長年にわたりグループ「1200 Micrograms」の中核メンバーとして活躍し、数々の名曲やライブパフォーマンスで世界中のフロアを熱狂の渦に巻き込んできました。
彼の生み出したサイケデリックでトランシーな世界観は、欧州だけでなく日本の野外フェスティバルシーンにも確かな影響を与えています。
特に、フジロックや各地のアンダーグラウンドパーティーで彼の音楽に触れたファンにとって、この訃報は計り知れない喪失感をもたらすでしょう。
日本のPsytranceシーンは独自の進化を遂げてきましたが、DJ Chicagoのような先駆者が築いたグルーヴと精神性は、今も多くの国内DJやクリエイターの創造力の源泉であり続けています。
彼の旅立ちは、一つの偉大な時代の終わりを静かに告げているのかもしれません。

Fantasm名誉棄損裁判、敗訴した女性が控訴を表明
アーティストのFantasmを巡る名誉棄損裁判で、一審で敗訴した原告の女性が控訴する意向を明らかにしました。
女性は公開した動画の中で、この判決を不服として法廷で争いを続ける決意を表明しています。
また、彼女は訴訟費用を賄うための寄付を募り始めたことも併せて公表しました。
この裁判は音楽シーンにおける言論の線引きを問うケースとして、引き続き注視する必要がありそうです。

ハンブルク発、「朝活」ならぬ「朝クラ」Morning Clubが始動
ハンブルクのDJ Larissa Siewert(Lari名義で活動)が、新しい「モーニングクラブ」イベント「Sunrise Society」を立ち上げ、本日初開催されます。
このイベントは、大音量のクラブミュージックに呼吸法や意識的な一日のスタートを組み合わせるというユニークなコンセプトです。
健康的なライフスタイルと電子音楽の融合を目指すこの試みは、従来のナイトライフとは一線を画す新たな音楽体験として注目を集めています。
初回会場はハンブルク・アルトナの「rosa」です。

Claxy、ブラジルとベルリンを繋ぐ独自の音楽性を語る
エレクトロニックサウンドにエモーショナルなソングライティングとブラジルの影響を融合させるデュオ、Claxyへのインタビューが公開されました。
彼らは先日、Paul Kalkbrennerのポツダム公演でサポートアクトを務めるというキャリア最大の挑戦を経験しています。
インタビューでは、この大舞台の裏側や、ブラジルとベルリンという二つの地で培った彼ら独自の音楽的アイデンティティについて深く掘り下げられています。

今日はPsytranceシーンの偉大なパイオニアの訃報が飛び込んできました。
一つのジャンルを形作ったレジェンドの死は、単なる追悼を超え、そのカルチャーの系譜を振り返る節目となります。
一方で、朝に音楽を楽しむ新ムーブメントや国境を越えたアーティストの挑戦など、シーンの最前線は常に新たな息吹に満ちています。
過去をリスペクトし、未来のグルーヴに耳を澄ませる、そんな一日になりそうです。

